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黒豆の効果
グラスに注がれた黒豆煮汁

黒豆と糖尿病

黒豆の煮汁はなぜ糖尿病の予防や
合併症を改善するのでしょうか。

黒豆栄養成分による
「糖尿病」の改善・
効果のメカニズム

黒豆栄養成分のトリプシンインヒビターが十二指腸を刺激して、パンクレオザイミンというホルモンを分泌します。このホルモンがすい臓の働きを活性させ、インスリン分泌細胞の増殖を促進します。
トリプシンインヒビターやキモトリプシンインヒビターなどの植物栄養素が血糖値を下げるインスリンを分泌する細胞を増やし、すい臓自体を強化してくれる働きがあるからです。
また、リノール酸やリノレン酸が体内でプロスタグランジンEという物質に変わり、血糖値を改善してくれる働きがあります。

※ 医学博士 野崎豊
(日本東洋医学会評議員・指導医/ノザキクリニック医院長)

黒豆の煮汁は、怖い
合併症を予防する

黒豆の煮汁には活性酸素を除去する働きを持った物質が豊富に含まれていることです。
糖尿病の人の場合、活性酸素が増えると、細い血管がダメージを受け、厄介な病気を作ってしまいます。
活性酸素は大変凶暴な酸素で、体を作っている細胞や組織を傷つけてしまいます。
病気や老化の元凶とされている活性酸素ですが、この活性酸素を無害化するスーパーオキシドジスムターゼという酸素が人間にはあり、他にも活性酸素を除去する働きのある物質などの作用で、健康を保つ仕組みになっています。
しかし、活性酸素の害から体を守ってくれるスーパーオキシドジスムターゼは加齢に伴って減ってきます。
また、紫外線、放射線、薬物、ストレスなどは活性酸素を多量に発生させます。こうした活性酸素の処理が追いつかなくなると、病気になったり、老化が起こってくるというわけです。
糖尿病の人はこの活性酸素の害を受けやすくなっているので、血糖値が高いまま放置しておくと、やがては様々な合併症に悩まされるようになるのです。
その点、黒豆の煮汁には、ソヤサポニンビタミンEなど、活性酸素除去作用のある物質が多く含まれています。
黒豆の黒い色素であるクリサンテミン活性酸素を除去してくれます。
また、スーパーオキシドジスムターゼの働きに不可欠な亜鉛マンガンも黒豆の煮汁には大量に含まれています。
糖尿病の治療では、合併症の予防が非常に大事なのですが、黒豆の煮汁がそれを助けてくれるというのは大変に素晴らしいことです。

黒豆煮汁の
糖尿病への有効成分

成分 機能
トリプシンインヒビター、
キモトリプシンインヒビター
十二指腸を刺激しパンクレオザイミンというホルモンを分泌し、このホルモンがすい臓の働きを活性化させ、インスリン分泌細胞の増殖や肥大を起こさせる。
リノール酸やリノレン酸の
中にあるプロスタグランジンE
血糖を改善。
スーパーオキシドジスムターゼ 活性酸素を除去。

黒豆と糖尿病に関する
臨床研究

臨床・実験・研究テーマ
食後高脂血症を合併した2型糖尿病患者の糖・脂質代謝に及ぼす黒豆種皮抽出エキス末・フェノフィブラートの併用効果
研究分析機関
愛知医科大学メディカルクリニック内科、名古屋大学総合保健体育科学センター、浜松医科大学健康社会医学講座、山形大学大学院医学系研究科生命環境医科学専攻、 東京大学血管外科
楠 正隆、陳 塔那、押田 芳治、筒井 秀代、中村 孝夫、佐藤 大介、宮田 哲郎
研究内容

【背景】

黒豆種皮は、これまでに炎症性サイトカインの分泌抑制や脂質代謝改善への関与が示唆されてきた。 一方、PPARα活性化剤フェノフィブラート([F])は脂質代謝を改善し、食後高脂血症にも有効との報告がある。

【方法】

今回、2型糖尿病患者50名(59±12歳)に対し、黒豆種皮由来ポリフェノール600mg含有サプリメント(【黒】)、 (クロマゲン600(菊池食品))1日1包、食後高脂血症合併では便に[F](リピディル錠(科研製薬))1日1回 80〜160mgを併用し、2ヶ月後の臨床検査値を投与前と比較した。

【結果】

HbAlc、HDLコレステロール、トリグリセライドは[黒]により有意に低下し、[F]併用群ではLDLコレステロール、 non HDLコレステロール、血清尿酸値も改善した、[黒]・[F]併用は食後高脂血症合併2型糖尿病患者の包括的リスク管理に 有用である可能性がある。[HbAlc : NGSP値]

「糖尿病」とは

糖尿病とは、細胞がブドウ糖を取り込めなくなり、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が慢性的に高くなる病気です。
健康な人は、食事の後に血液中の血糖値が高くなっても、すい臓の「β細胞」から分泌されるインスリンによって血糖値を改善してくれます。
しかし、糖尿病になるとインスリンの分泌が悪くなり血糖値が高くなるのです。その原因は、過食による肥満や内臓脂肪の蓄積、
運動不足やストレスによってインスリン抵抗性が
生じ、血糖値を高くしてしまうからです。

「糖尿症」発症経過の概要

糖尿病の発症には環境要因(肥満、過食、運動不足)と遺伝子的要因(インスリン分泌不全、インスリン分泌反応が遅れる)がある
環境的要因によっての糖尿病が発症した場合、インスリンが効きにくくなる
糖尿病の発症経過1 ・すい臓のβ細胞が肥大
・食後の血糖値上昇
・耐糖能異常により血糖値が下がらなくなる
下矢印
糖尿病の発症経過2 ・食後の高血糖値が続く
・すい臓のβ細胞の疲弊
・β細胞が破壊
下矢印
糖尿病の発症経過3 ・インスリン分泌能の低下
・空腹時の血糖値も上昇
・慢性化
下矢印
糖尿病の発症

糖尿病がもたらす“合併症”

糖尿病が発症し放置しておくと体内細胞が各所で活性酸素の害を受けやすくなり血糖値が高まり、様々な合併症に悩まされるようになります。

糖尿病の合併症には肥満・メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満+脂質異常+高血圧+高血糖)がある
合併症には糖尿病(糖尿病予備群2210万人)、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞がある
腎症(併発率11.1%)、網膜症(併発率10.6%)、足壊疽(併発率0.7%)、腎不全(人工透析)、失明・視力障害、下肢切断などの合併症もある

※併発率:厚生労働省「国民健康・栄養調査07年」
(「医師から糖尿病と言われた人における合併症の割合」より)

おことわり

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